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妊娠中のアシュタンガヨガ・プラクティス
03 ARTICLES    2009.03.27 [ Fri ] 18:00

私たちのHappy Newsを、自分のことのように喜んでくださって本当に本当にありがとう。感動、ワクワク、涙まで..。多くのブログリーダーの方がコメントをくださり、生徒さんやクラスを通して親しくさせていただいている方たちがおめでとうメールを送ってくださったりで、私の方が大感動です!おかげさまで私たち家族はとっても幸せです。幸せは、シェアすればするほど倍増するから(確実にそう感じられる!)今回のこともみんなとシェアできて幸せが広がるばかりです。

 

今はインドの自宅に来ているのですが、世界中どこにいようとも、大切な人たちと、大切なことを通してつながっているので、遠くにいるという感覚がまったくありません。

 

私は今回がはじめての妊娠なのですが、昔からいつかはお母さんになると確信をもっていたこともあり、とても自然に毎日をすごしています。ヨガのプラクティスもおかげさまでとても充実しています。主人も私もこの地に深い縁を感じているせいか、お腹の赤ちゃんもインドが好きなよう☆それもそのはず、ここではお母さんが存分にリラックスして毎日を楽しんでいますから。

 

私はこのヨガを練習している以上、グルジ(恩師)のもとでの練習以上に幸せな練習はないと、ここに来る度につくづく感じています。そして、今はその喜びもやっぱりダブルなのです!

 

妊娠中のプラクティスについて知りたいということで、早速多くのお問い合わせをいただいています。せっかくの機会なので、私なりに重要点をまとめてみました:

 

1. 妊娠中は自分の内的感覚が一段と発達し、ちゃんと「耳」を持って聞ける方にとっては直感や本能的な意識がとてもするどく働きます。自分と赤ちゃんが必要としているものが自然と感じられるというか、私は個人的にこのようなメンタルではない、動物的な感覚を深く楽しんでいます。以下のことは基本的なガイドラインで、恐らくほとんどの場合妊娠中の感覚と一致すると感じられるかと思いますが、もしも自分の中でズレを感じた時は、いつだって自分自身の感覚を一番大切にしてください。それが一番確かです。そして、決して無理はしないでくださいね。

 

2. 妊娠初期(〜3ヶ月)は練習を休みましょう。この期間はとてもセンシティブで、一生懸命新しい命が新しいおうちに基盤をつくって成長しようとしています。

 

3. 4ヶ月〜(15−16週)以降は、様子を見ながら自分にあったペースで練習を再開するといいでしょう。最初は太陽礼拝を何度も、ゆっくりと繰り返して。数日続けてみたら立ちポーズまでやってみて。気持ちいいと感じられればハーフ・プライマリーまで。数ヶ月の休暇後ですから、最初は身体をならすのにゆっくりでいいです。汗を流したり、身体を伸ばすのが気持ちいいと感じられるようになってきたら、徐々にフルプライマリーの練習まで戻していいです。
(以前から安定したアシュタンガヨガ・プラクティスを続けていなかった、という方は、まずは太陽礼拝のみ。慣れてきたら立ちポーズぐらいまでで十分だと思います。)

 

4. 妊娠中のアシュタンガヨガの練習についてです。まず、最初に明らかなのが、妊娠中はウディヤーナ・バンダが無くなります(というか、しばらく眠ります)。腹部、下腹部を締めるような動きや力の入れ方は絶対にしないでください。ジャンプバックやジャンプスルーも、一歩ずつ丁寧に歩いて行うのがいいと思います。前屈の時も(立ちも座りも)、腹部をへこまさない方法で、腰をゆっくり伸ばすような前屈にします。無理に深く入ろうせず(通常よりは背骨をまるく前屈する感じ)、頭を上手におろすことで体重にまかせて前屈を行います。だんだんお腹が大きくなってきて、普通の前屈体制に違和感を感じるようになってきたら、立ちの時も座りの時も足を腰幅ぐらいに開き、大きなお腹がその間に入るように前屈を行うのが良いです。ハーフ・プライマリーで座り前屈系ポーズに入ってくると(アルダバッダパドマ・パスチモッタナーサナ以降)、いつもより足幅をワイドにとるとやりやすくなります。
ムーラ・バンダの練習はしっかりと続けましょう。

 

5. ねじるポーズは絶対にやらないでください。トリコナーサナB、パルシュバコナーサナB、マリチャーサナC、Dは飛ばしましょう。その他、今私が飛ばしているポーズはブジャピダーサナの第2フェーズ (足を引っ掛けてバランスをとるまではするのですが、頭を下におろしてしまうと、お腹に力を入れずに起き上がれなくなるため)。
クルマーサナ、スプタ・クルマーサナは軽くしかやりません。ガルバピンダーサナはやはり深くはとらず、大きくなってきているお腹の存在に圧力がかからない程度。妊娠中は尾骨、仙骨、背骨が敏感なので、個人的には振動を避けるためにガルバピンダーサナでぐるぐるまわることもしていません。次のクックターサナからはしっかりやっています。

 

6. 妊娠中に特に良いポーズは:ジャヌシルシャーサナA、B、C(しっかりとムーラ・バンダを意識できるといいです)。バッダ・コナーサナ、ウパヴィシュタ・コナーサナ、スプタ・コナーサナなど、内股を伸ばすポーズ。ウルドヴァ・ダヌラーサナ(バックベンド)など、仙骨、背骨を開くポーズ。

 

7. お腹が大きくなってきて体重が増えてきたら、セツバンダーサナ、マツヤーサナ、ウバヤパダングシュターサナなども避けるといいでしょう。頭と首にかかる重さの負担が苦しくなってきます。

 

8. 反転系のポーズ(シルシャーサナ=ヘッドスタンドなど)は賛否両論のようです。気持ちよくできるという妊婦プラクティショナーもいれば、逆さまになった時に胃などの内蔵にかかる負担が心地悪くてできないという方もいます。やりすぎると臍の緒が絡まるからよくない、という意見もあります(反転しなくても絡まる人もいるから、なんとも言えないけど..)。私はあまり気持ちよくないと感じるので、フィニッシングポーズは全般的に短めに、シルシャーサナなしでやっています。サルバンガーサナ、ハラーサナぐらいはOKなのですが、カルナピダーサナやピンダーサナなんかは胃がぎゅっとつぶされる感じがして保てません。ヨガ・ムドラーサナもやはりお腹をつぶさない程度に軽く、パドマーサナと深い呼吸はしっかりと行い、最後のウトゥ・プルティヒは強くバンダを締めるポーズのため、行いません。

 

9. 妊娠中は、出産の準備をするためにホルモンの働きによって関節などが非常に柔らかく、全身が開きやすくなっています。開いて伸ばすことが気持ちいいと感じられると思いますが、どのポーズも伸ばし過ぎには十分にご注意ください。

 

10. 以前からプラクティスをしていなかったり、心配な時は信頼できる先生に見てもらうのが一番です。先生にアジャストしてもらう場合、支えてもらうアジャストは良いですが(ウティタハスタ・パダングシュターサナやバックベンドなど)、押してもらうアジャスト(前屈など)は不要です。また、アシュタンガヨガの伝統では妊娠中は新しいポーズは一切行いません。

 

11. 通常の練習はもちろん、妊娠中もなおさら深く均等な呼吸を一番大切にしてください。おおらかで豊かな呼吸こそがリラックスの鍵を握っており、意識の集中、そして出産の準備を手伝ってくれます。

 

12. 産後の身体は、しっかりと休ませてあげましょう。生理中の時のお休みもそうですが、休暇を知ることも大切なプラクティスの内です。まずは生まれたての赤ちゃんとじっくり一緒に時間を過ごすことを最優先にして、目安としては産後3か月ぐらい〜自分の様子を見ながら、急がずに徐々にゆっくりと練習を再開するといいでしょう。

帝王切開や無痛出産など、医学に頼った出産方法が普通になってきている今の時代、自然本来の力を高めるヨガは出産準備の大きな見方です。出産に向けての基本的な身体作りはもちろん、なにより落ち着いた呼吸に意識を向けることを早い時期から練習することが財産になると思います。

妊娠期間は赤ちゃんとお母さんの結合期間であると私は思います。赤ちゃんはお母さんが見て、感じて、体験することを全部一緒に味わうのです。だからこそ、練習をする時も「今からヨガをするよ」って心の内で一声かけてあげると、一緒に協力して楽しめるのではないでしょうか。


 

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コメント(6)

keico :

おめでとうございます!
そして、幸せをありがとうございます。
私がもし妊娠したら、メイさんのアドバイスを参考に、
楽しい練習がしたいな。

ルッコラ :

めいさん、はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。このたびは、おめでとうございます!
お体に気をつけて、元気な赤ちゃんを楽しみにしています!
私も、アシュタンガヨガに魅せられて自分のペースで
少しずつですが続けています。
アシュタンガヨガに出会えて、毎日とても幸せです。

いつか、めいさん、ゴビンダさんにWSで教えていただくのを楽しみにしております!

nezumi :

はじめまして。
このたびは 本当におめでとうございます。
スタジオでヨガ仲間に
『めいさん、赤ちゃん、できはったみたいよ!!(私たちは京都人です)』と教えてもらって。
みんなで練習の前に「わあ??!よかったねえ!」と
ひとしきり ハッピーな空気に包まれました。
二年ほど前、大阪のWSで めいさんにお会いして。
友人ときらきらした気持ちを大事に抱えて家路に着いた思い出があります。
私は主婦ヨギーで子供もいますので これから
お子さんとのつながりをヨガをとおしてめいさんがどのように感じられ、また 私たちに伝えてくださるのかを楽しみにしています。
何はともあれ 大事なその日まで
お体をいたわって 母子ともに元気でよき日を迎えられますように。

miu :

おめでとうございます!

アシュタンガを練習する女性として、妊娠中の練習方法、とても気になります。
今のめいさんにしか出来ないので、できたら映像に撮ってDVDを出されては。。。と思うのですが、どうでしょうか(^^)?

赤ちゃんの順調な成長を祈っています♪

さなえ :

めいさん
はじめまして。


遅ればせながら、おめでとうございます!


実は私も昨日妊娠5週目であることが判りました。

そこで、妊娠初期のヨガについて検索していたところ、
多くの「初期はやっちゃだめ」というコメントなかに、「ヨガなら大丈夫だよ」って言う情報もあったりで、私のヨガしたい気持ちが強いせいで、どうしよう?!と迷っていました。


でも、めいさんのこのブログの記事を発見して、


「めいさんの言うことなら!」と


あと2ヶ月ヨガはお休みします。


めいさん、ありがとうございました。

いつかWSなどでお逢いできる日を楽しみにしています。

吉川めい Author Profile Page:

keicoさん、ルッコラさん、nezumiさん、miuさん、さなえさん:
コメントありがとうございます!
実は、インド滞在中向こうの回線とsvoサイトのサーバーとの不具合があったみたいで、みんなのコメントを読むのがこんなに遅くなってしまいました..。
遅くなりましたが、こうしてみんなからお便りいただけてとっても幸せです☆ぜひまたWSなどでご一緒する機会がありましたら、お声をかけてくださいね。
みんなでキラキラ☆タイムをenjoyしましょう!
much love,
mae.

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モデル/ヨガインストラクター

吉川めい

1980年東京生まれ。国際基督教大学卒’94年雑誌「装苑」でモデルデビュー。その後「セブンティーン」をはじめ数々のファッション誌、テレビ等で活躍。’01年、アシュタンガヨガと出会い、インド・マイソールのシュリ・K・パタビジョイス氏に師事する。’06年、日本人女性初のアシュタンガヨガ正式指導資格を取得する。現在、日本とインドを拠点にヨガインストラクターとして活躍。


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価格:1,500円