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ムーンデイ
03 ARTICLES    2008.07.24 [ Thu ] 19:36
アシュタンガヨガを練習する者は、満月と新月の日をムーンデイと呼び、アーサナ練習をお休みします。スタジオのスケジュールに従いこのことを知っている人は多いと思いますが、きちんと理由を知らない方も少なくないと思います。

今日はアシュタンガヨガの主なサイトの一つであるhttp://www.ashtanga.com/からリンクされている、カリフォルニア州のティム・ミラー先生のサイトのムーンデイの説明を日本語に訳します。(ティム・ミラー先生は、'70年代からグルジの生徒であり、最も古い西洋人の生徒の一人です。ミラー先生は講師としても経験深く、世界でも有数のサーティファイド・アシュタンガヨガ講師の一人です。彼の情報、スタジオを知りたい方、またムーンデイ説明のオリジナル英文を読みたい方はhttp://www.ashtangayogacenter.com/をご覧ください。)


ムーンデイについて:

水の性質を持つすべてのものと同様、70%以上水分でできている人間は、月の満ち欠けの影響を受けます。月の満ち欠けは、太陽に対する月の位置によって定められます。満月は月が太陽に反する位置にある時、新月は太陽と並ぶ時に起こる現象です。

地球は、月の引力と太陽の引力の両方を感じます。この二つの位置関係が及ぼすエネルギーの波は、呼吸の広がりと縮まりに似ています。満月のエネルギーは、息を吸いきった時、プラーナ(微細な生命エネルギー)が最も満ちている状態に等しい。それは上へ引き上げられるような拡散のエネルギーであり、人間は活発に、また感情的になりやすい時です。逆に地に足をつけるような落ち着きがあまりない時です。ウパニシャッドによると、プラーナは頭の中に生きています。よって、人間は満月の時は頑固になりやすい傾向があります。

新月のエネルギーは、息を吐ききった時、アーパナ(5種類あるプラーナの一種で、排泄を促すエネルギー)が最も強い状態です。アーパナとは収縮し、下へ引き下げる力なので、人間は落ち着きを増し、静かになりやすくなります。このような新月のエネルギーは重く感じるので、人間を含む動植物は、あまり動きたくなくなります。

米国ファーマーズ・アルマナック(1818年より印刷されている天気や天文学の情報を記載した年鑑)は、根付く力の強い新月時に種を植えることを勧め、開花の力が最も強い満月時に移植することを勧めています。

アシュタンガヨガを練習していると、自然のサイクルに敏感になっていきます。自然と調和のとれた生き方は人間本来の在り方です。ムーンデイを守ることは、自然のサイクルを尊重する方法でもあります。

~ティム・ミラー先生のサイトより


加えて、ムーンデイについて、私のメモです。

ムーンデイは自然のサイクルに従い、最も明るい満月時と一番暗い新月時を記しているものです。日本での正確な時刻を知りたい方は、国立天文台のサイトでご覧いただけます。
http://www.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2008/rekiyou083.html
 AYRIのムーンデイは(http://www.ashtanga.com/html/moondays.html) に記載してあります。インド・アメリカ・日本、各国のムーンデイにずれがあることがありますが、これは時差と関係しています。厳密には、満月時と新月時に一番近いアーサナ練習を休むのがいいらしいですが、時刻まで調べるとなるとスタジオや生徒の間で混乱が起きやすいので、一般的には満月や新月が起こる日の練習が休みとされています。

ムーンデイは隔離されたできごとではありません。そのため、少なくてもムーンデイの3日前から、そして3日後まで影響があることを覚えておくといいでしょう。また、エネルギーの波とは、満潮を過ぎてからよりも、満潮へ向かう途中の高まりの方がよりパワフルに感じられるものです。

月の影響をどこまで感じるかには個人の感度に差がありますし、その時の月の位置が個々の人間に及ぼす影響も異なります。なんでも月のせいにするのはいけないけど、このような影響が起きていることやその中での自分はどのように反応しているかを冷静に観ることができるといいです。

ヨガのWSや特別イベントの際、満月ムーンデイの場合のみ、例外的にアーサナの練習を行うことがあります。満月は夜の空に太陽が照っているに等しく、活発なエネルギーに満ちている時です。満月時はエネルギーが高く、けがなどの衝突が起きた際は治りにくい時でもあります。よって練習の際、またはその他の活動の際も十分な注意を払うことが良いでしょう。

逆に新月の時は必ずアーサナ練習を休むべきです。新月の時は地のエネルギーが強く(夜空に月の反射による太陽が無い状態)、よく休むのがベストです。
またミラー先生の記事の通り、新たな種を植えるのに最適なのと同様、新しいアイディアの"種"を植え、新たなプロジェクトを開始したり、あらゆる形で新しいスタートを切るのに適した時です。

女性の場合、生理の周期が月の満ち欠けとタイミングを合わせることが多いと聞いたことがあります。満月・新月の時に生理になる女性、または満月・新月時に排卵し、満月・新月の中間時に生理になる女性がいます。どちらにせよ、ヨガの練習を続けていると、浄化が進み直に生理も軽く、短く、楽になり、リズムも安定し、自然と調和がとれてくるはずです。

                        Namaste.
                            mae

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コメント(5)

ムーンデイについて、詳しい解説をありがとうございます!

何となく分かっているようで分かっていなかったことなので、とても勉強になりました。

ako :

こんばんわ
私はイライラするなぁと思っているて空をみるといつも満月なんです。
お月さまの影響でイライラしたり、ヨガ(私の始めた和ヨガの教室もやすみなんです)を休んだほうがいいのは聞いていたけれど、なんでか知らなかったのでありがとうございました。
今度は新月の時の自分を観察したいと思います。

ともこ(コメント2回目) :

Maeさん、いつもblog楽しく拝読させたいただいております。yogaと出会ってまだ数ヶ月しか経っていないのですが、日々沢山の文献や、プラクティスや意識に漬けで、楽しくyoga lifeを過ごしています。

満月の日、これから気をつけてみたいと思いました。

Yoga Festival 2008でお会いできることを楽しみにしております^^♪

はじめまして、森田ともうします。
いつも吉川めいさんの日記を楽しみにしています。
京都アシュタンガヨガを学んでいるものです。
ムーンディについてとても分かりやすく説明が書かれていましたので、
私の日記にリンクさせていただきました。勝手にリンクをしてはいけないと思い、一言ここにコメント書かせていただきました。
いつかめいさん京都でワークショップしてください。

安 :

はじめてコメントします
わたしは英語が苦手なので、ティム・ミラー氏のサイトもなかなか思うように理解できないのですが、こうして訳していただいて、めいさんのコメントも添えていただき、ようやく少し理解に近づけたようです。ありがとうございます。
アシュタンガのプラクティスを6月に始めたばかりですので、
当たり前なのでしょうが、プラクティスのたびに新鮮な発見があります。プラクティスはさまざまな気づき、よろこびとともにあります。うれしさのあまり走り出しそうにもなりますが、それをなだめ、抑えてくれるパートナーが自分の中に生まれつつあるような感覚もおぼえます。
無理せず、あせらず、自らと周りをよくみて、永く続けていきたいと思っています。

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モデル/ヨガインストラクター

吉川めい

1980年東京生まれ。国際基督教大学卒’94年雑誌「装苑」でモデルデビュー。その後「セブンティーン」をはじめ数々のファッション誌、テレビ等で活躍。’01年、アシュタンガヨガと出会い、インド・マイソールのシュリ・K・パタビジョイス氏に師事する。’06年、日本人女性初のアシュタンガヨガ正式指導資格を取得する。現在、日本とインドを拠点にヨガインストラクターとして活躍。


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