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本物のサファリ
02 JOURNAL    2008.04.26 [ Sat ] 11:56

初!本物のサファリ体験をしてきました。

 

特別なお誘いがあって、インドのラジャスタン州にある国立ランタンボール公園というところへ行ってきました。ランタンボールはトラやヒョウをはじめ、多くの野生動物の大切な生息地です。特にベンガルトラは近年生息地域が縮小していることや、密猟者の問題によりその数が大幅に減少している貴重な動物です。ランタンボールは、これらの動物たちの生息地である自然を守ろうと1957年にインド政府によって野生動物保護区として認定され、その後1981年に国立公園となった約400平方kmの地区です。中央の丘には10世紀ごろに建てられた7キロにも及ぶ石垣の砦があり、青空と草原の間に雄大に伸びるその姿はとてもドラマチックな背景を繰り広げていました。

 

 

1.jpgのサムネール画像

壮大な砦の遺跡を背景にするサファリは、エギゾチックでラジャスタンらしく、

すばらしい体験でした。

 

 

 

 

お誘いがなければ自分で行こうと思うような場所ではなかったんだけど、なかなかない機会だと思ったので、主人と一緒に行くことにしました。3〜4月のインドは夏本番。1年を通して一番暑い時期です。ランタンボールは乾燥熱帯林なので日中はすごく暑くて、厳しいほどに乾燥しています。ランタンボールに滞在した一週間弱、私たちは毎日1日2回サファリに出かけました。午前のサファリは早朝5時30出発、午後は2時30出発でどちらも4時間ぐらいかけて森や草原をジープで走ります。


2.jpgのサムネール画像

午前のサファリで見たランタンボールの美しい朝日。

 

 

 

 

サファリとはいったいなんなのか、知らない人も多いと思います。私も今回ランタンボールに出かけるまでのサファリ体験と言えば、ずっと昔にいとこたちと群馬サファリパークに行ったのと、遊園地にあった「アフリカ」というジープの乗り物ぐらいでした(笑)。

本物のサファリは、訳が違います!


3.jpgのサムネール画像

カモフラージュなど森の中で目立たない服装でジープに乗り、ホテルから国立公園に向かいます。

 

 

 

 

檻もなければ飼育係もいない、大自然の中の野生動物を見に行くのです。もちろん、野生なのでお金を払ったら絶対に見られるという保証もまったくありません。だからこそサファリへ出かける時は最低3日以上は持つようにして、後は運次第です。ランタンボールのサファリでは、国立公園認定のガイドとともにジープに乗り、自然破壊を進めないよう決められたコースを走ります。森の中では、足跡や他の動物(主に猿とクジャク)の警戒声を手がかりにトラの住む領域へ進み、エンジンを切って待ち伏せします。

 

 


4.jpgのサムネール画像

雄のトラの足跡。とっても大きい!!

 

 

 

 

私は、このエンジンを切った時の静けさが大好きです。深い大自然の中で、包まれるように静けさだけに囲まれ、自らも動物としてすべての感覚を鋭く張ります。わずかな動きも見過ごさないよう意識をしっかり保ちます。

ランタンボールの大自然の中で、多くの美しい動物たちに出逢いました。インドガゼル、猪、マングース、ふくろう、ワニ、猿、ありとあらゆる種類の鳥..。森の王者、トラ。そしてその餌となってしまうこともある鹿たち。警戒心が強く、なかなか見られないというヒョウにも会えました。


 

5.jpgさっさと急ぎ足で道を渡るインドガゼルは、とってもキュートでした。

 

 

 

 

野生の動物の姿は、すごーくピュアなものでした。人間のように計算したり、分析したりしないのです。過去を振り返ることも、未来を考えることもなく、「今」だけを、本能だけで生きています。大自然に司られるその動きは、完全にバランスが取れていて、滑らかで、まったく非の打ち所のない「美」そのものでした。言葉ではとても言い切れない感動を味わいました..。

 

 


6.jpg

2歳で大人になるというトラですが、約20ヶ月のこのトラは、十分な貫録を漂わせていました。

 

 

 

 

普通のデジカメで私が撮影したものなので画像はよくないのですが、ぜひムービーでプッチサファリ体験を味わってください。ズームは一切使っていないので、どれだけトラが近くにきたか映像を見ればわかると思います。それまでは木陰や水場で休憩する、大きな猫のようなトラの姿しか見ていなかったのですが、この日のサファリでは突然二頭の若い雌トラが領土争いを見せ、ものすごいほえ声が響き渡り、ぞっとするほどでした!これはその衝突の直後の映像です。衝突後、一頭はマーキングをしながら私の座っていたジープのすぐ横を通り過ぎ、もう一頭も負けじと偉そうに草原に横になる様子が見えます。

 

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モデル/ヨガインストラクター

吉川めい

1980年東京生まれ。国際基督教大学卒’94年雑誌「装苑」でモデルデビュー。その後「セブンティーン」をはじめ数々のファッション誌、テレビ等で活躍。’01年、アシュタンガヨガと出会い、インド・マイソールのシュリ・K・パタビジョイス氏に師事する。’06年、日本人女性初のアシュタンガヨガ正式指導資格を取得する。現在、日本とインドを拠点にヨガインストラクターとして活躍。


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