ボローニャ児童書見本市
    2008.04.13 [ Sun ] 15:25

先週、ボローニャ国際児童書見本市に行って来ました。
我が家からは、車で行けば2時間くらいですが、フィレンツェとボローニャの間のトンネル付近でいつも渋滞していて2時間半以上はかかってしまいます。面倒なので、いつも直行バスで行きます。トンネルをたくさん抜けると、トスカーナ州から、エミリア・ロマーニャ州となり、気候も変ります。

この見本市は、児童書関連としては世界最大です。世界中のイラストレーターが作品集を持って、ウロウロしています。毎年開催される由緒あるイラストレーター展の公募も、世界中から3000人以上が参加し、100人程度が選ばれ、期間中作品が展示されます。中にはすでに第一線で活躍している有名な絵本作家もたくさんいて、レベルが高いので有名です。

今回は、ベストセラーになっている「ひとりぼっちのエルフ・の作者であり、イタリアの児童文学作家シルヴァーナ・マーリのコンファレンスを拝聴してきました。

もと外科医でアフリカに医療ボランティアもしていた彼女の、熱い、怒りとユーモアに満ちた公演に、聞き入りました。
「ペンギンやオットセイもかわいそうかもしれない。でも、助けるべきは、まず人間なんだ!」と叫んでいました。
外科医的視点を交え、ユーモアたっぷりに、力強い説得力ある話し方で、立ち見も出ていた会場は非常に盛り上がっていました。

オゾン層破壊や公害、水不足、アレルギーなどの増加など、世界は絶望的な方向へ進んでいると見る人もいますが、児童作家は皆、これから世界を担っていく子ども達へ、希望的な力強いメッセージを送っているのです。

 

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プロダクトデザイナー/ライター

佐藤 まどか

東京出身、イタリア在住。1988年ミラノDomus Academy デザイン科マスターコース奨学生として入学。卒業後ドメニコ・アンブロジーノとミラノにデザインスタジオ「etazoo」を開設。内装、家具、ジュエリー、医療機器など様々な分野のデザインを手がける。2000年に本拠地をトスカーナに移転。ユニットを「ambrosino&sato」に改名、現在に至る。現在はトスカーナの田園風景とミラノ・東京間を行き来している。童話作家としても活躍している。主な著作は『水色の足ひれ』。