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文字のデザイン
デザイン    2010.04.13 [ Tue ] 17:11

tegakifont400.jpg
たまには自分の作っている作品について書こうと思います。
作っているものの中で文字(フォント)に関わるデザインは
特に、こだわって作っ ている気がします。

今回は、そんな文字のデザインの中でも
日本語フォントについてのお話です。

僕は文字には2つ の面があると思っています。
「読む文字」と「書く文字」です。

日本語フォントを作るときは、通常「読む文字」
つまり、読 みやすさに焦点が当てられます。
自然に読みやすく、時には文章を引き立てる。
もしくはロゴ等に使うキャッチとしてのフォントであれば
内 容を伝えたり、インパクトを与えたりなど
見たときに、より効果を与える効果としてのフォント。

僕の作る日本語フォントは、そのど ちらでもなく
「書く文字」パソコンで文字を書くように打てる文字
というコンセプトで作っています。

僕は実はパソコンの文 字って苦手で
気持ちを伝えるのには、別の文字があるのではないか?
未来には手書きのように気持ちの伝わる
コンピューターによるコ ミュニケーションが
可能なのではないか?とか考えているんですよ。

もちろん、これは僕個人の思いいれであって
大多数の意 見でない事はわかっているつもりです。

そんな思いで「みんなのフォント」というフォントを
作っ ています。ペンや鉛筆で書いたようでありながら
ある程度の読みやすさも備えてる未来志向のデザイン。

制作課程としては手書き文字 を、どんどん整理していって
最終的に通常の丸ゴシックと組み合わせて使える
という所にまで、もっていくという方法をとっています。

きっ と、もっとフォントが伝えることができる情報は
たくさんあって、まだまだ進化できる余地はある。
それどころか想像力さえあれば、今までに ない
素晴らしいフォントがどんどん生まれてくる気がします。

特に今後文字は、スクリーン上で電子書籍で
たくさんの人に、 どんどん読まれていく!
その対象は全国民!こんな素敵なクリエイティブって
ちょっと他には、無いと思います。


minnnano_font200.gif


デザイナー

加藤 雅士

1973年生まれ。金沢美術工芸大学工業デザイン科卒業。企業にデザイナーとして勤務後独立。著書「DESIGN FONT」、「アイコンマニア」等多数。グラフィック、WEB、プロダクトまで、使い心地にこだわったデザインを続けている。フォント関連を中心に年1本 CD-ROM作品集を自らプロデュースし販売している。