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バリアフリーのデザイン
    2009.11.11 [ Wed ] 17:25
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どんな人でも公平に使いやすいユニバーサルデザイン
という言葉が広まってずいぶんと経ちました。
本当に素晴らしい事だと思います。デザイナーとして
一人でも多くの人に伝えたいことの一つです。

一方バリアフリーデザインや
ノーマライゼーションという言葉は
ずいぶんと影を潜めた気がしています。
ハンディキャップ(障害)のある人の為にという
このデザイン概念は70年代〜90年代に
非常に注目され、デザイン誌でも特集され
多くの本が出版され、僕の心も熱くしました。

特に70年代以降に、でく工房を中心とした
当時の若者たちが小さな木工所で始めた
何十という工房の活動は、注目されていました。
個人的には重度障害者向けのオーダーメイド
というシステムに今後の展望を感じます。

なんで今こんな事をいうかというと
最近、いろんな若い人と話す機会があって
少し熱血が足りないなと思ったからです。
デザインって思想や目標的には70年代から
止まっている気が、いつもしていて。
昔の雑誌「デザイン」とか読むと超熱いんですよ。

バリアフリー1つとっても、まだスタートライン。
デザイナーが、デザインが、世の中に活躍できる
場はいっぱいあります。ありすぎます。
ましてやワールドワイドな時代ですから
世界に向けてのバリアフリーデザインの活動だって
視野にとらえたって良いわけですから。

体の傷害(バリア)だけではありません。
心の病気も近年では注目されています。

そして、本当のバリアは自分自身の心の壁
にあるのだと思っています。

僕自身もデザインする時にそんなことを
思い描いて僕なりの答えを見いだそうとはしています。
文字で言うと読みやすさよりも、気持の伝わりやすさ
を重視するだとか。なにがバリアなのか?
なにがユニバーサルなのか?
もう一度若いデザイナーが熱く結集する
みたいな事が増えると面白いです。

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デザイナー

加藤 雅士

1973年生まれ。金沢美術工芸大学工業デザイン科卒業。企業にデザイナーとして勤務後独立。著書「DESIGN FONT」、「アイコンマニア」等多数。グラフィック、WEB、プロダクトまで、使い心地にこだわったデザインを続けている。フォント関連を中心に年1本 CD-ROM作品集を自らプロデュースし販売している。