メディアと本音
    2009.05.19 [ Tue ] 10:25

 メディアインタビューって、いまだに難しい。

 プロデューサーになってから何度も何度も体験していますが、

 いまだに悩みます。


 それは、本音で話せないということ。

 まあ...とはいえウソをついているわけではありません。

 日常生活の会話よりタテマエの割合が増えてしまうというのが面白くなく。

 公式の場で語るわけですから、あまり乱暴な物言いもできないですし

 立場というものもあるわけですが。


 ゲーム関係だと、日本国内よりも海外のインタビューの方が数が多いのです。

 海外の記事だと"日本国内で見られない!"という安心感もあって

 ホンネに近い話ができ...面白い内容になることも多々あったのです。


 ところが、最近のネット社会の発達ぷりはものすごく、

 誰かがソッコーで翻訳してニュースサイトやブログにアップされたりします。

 しかも文脈を無視して抜粋で掲載されたりする場合もあり、

 誤解を招いてしまうという悩み事が増えていたりもします。

 全文掲載してくださっているサイトなどには、謝意を感じますが。


 もう英語圏でホンネを話せる機会も減りました。

 フランス語圏やスペイン語圏はまだ大丈夫かな?...などと考えながら

 喋っていたりもします。


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ゲームクリエイター

稲葉 敦志

1971年8月28日石川県金沢市生まれ。1992年よりゲーム業界に入り、ゲームメーカー数社を経て1998年に株式会社カプコン入社。2000年よりプロデューサーとしてゲーム制作に携わる。カプコン開発部長を経て、2004年、開発子会社クローバスタジオ株式会社の代表取締役に就任。2006年より独立し、現在はプラチナゲームズ株式会社の取締役&プロデューサー。