社会と会社
    2007.10.20 [ Sat ] 10:07
『フリーランスってなんですか?』と聞かれたらなんと答えるか。

最近のわたしだったら『すべてのクライアント(会社)の会社員になる
ことです』と答えるんじゃないかと思います。

結局仕事は、多くの人と関わって出来ているしやりとりやかけひきもろ
もろ会社の中でやっていることと同じような出来事が待っています。

作家と言われる人は、そういう社会的なやりとりは会社員にくらべて格
段に少ないかもしれませんが、逆にいえば少ない人と社会的なやりとり
を濃密に展開することになっているとわたしは想像しています。

だからという訳ではないですが、会社に入って『ぼくは組織に向いてい
ないからフリーになろうか』という感じで独立したらとんでもなく大き
な社会という会社と対峙する事になって、よりそれまでより大変になっ
てしまうと思います。

会社にあってある程度成功していて、さらなぬ高い目標を目指してそこ
で壁を感じて独立(フリー)になった人の多くはまた会社を作ったりし
ます。

自分を中心としたある意味不自由とも思える組織(会社)を作ります。
別にフリー(自由)になりたくて独立したわけじゃない。

結局、ひとつのことをなすのに仲間や賛同者が必要でありその方が大
きな事が出来ることを経験を通して知っているからだと思います。

ちなみに英語で会社は「company(カンパニー)」ですが、company
は「つきあい・交際・友達」と訳されてます。 仲間ですね。

わたし?わたしはすべての会社の社員だと思っておりますよ。はい。

社会をひっくりかえした言葉が会社。偶然じゃないと思います。



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コメント(1)

ミシマ :

「フリーランス」って聞くとまず「名前がカッコイイな」と思ってしまったり、、自分にはとても無理だと思っていますが。
フリーで活動し、活躍している友人は確かに本当に社交性に優れた人物で、成る程と感じさせられました。

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プロダクトデザイナー

秋田 道夫

1953年大阪生まれ。1977年愛知県立芸術大学美術学部デザイン科卒業トリオ株式会社(ケンウッド)、ソニーデザインセンターを経て1988年よりフリーランスとして公共機器や生活家電のデザインを手がける。デバイスタイルのサーモマグコーヒーメーカーや一本用のワインセラー、六本木ヒルズのセキュリティゲート、他にも公共性の強いデザインとして、「LED 交通用薄型信号機」やICOCAの入金専用機を手がける。